富士川町は、教育文化会館と旧第二保育所の解体工事を今後計画している。本年度はアスベストの含有調査を行うほか、解体設計業務を進めて成果品をまとめる。解体工事の時期は現段階で2026~27年ごろを目指す。
鰍沢地内に既存する教育文化会館と、長澤地内に建つ旧保育所の解体工事を予定している。
現在進める設計業務においては、解体に適した工法や解体費などを具体化させる。
各建物を対象としたアスベスト調査では、ボードなど部材の中に含有が確認されているという。除去方法など今後の設計業務の中で固めていく。
建物のうち教育文化会館は、事務所棟がRC造地下1階、地上3階建て、延べ面積は558・46㎡。付属倉庫はCB造平屋建てで、延べ面積が42㎡。
一方の旧第二保育所の園舎はRC造2階建て、延べ面積が626・28㎡。屋外プールは幅7m×長さ20・5m。
各建物の利用状況として、教育文化会館はふじかわまちづくり公社が使用している。旧保育所はすでに空きの状態となっている。
解体に伴う設計業務については、新谷建築設計事務所(甲斐市)が担当して策定中。本年度中に成果品が納品される。
解体工事の時期はまだ確定した段階ではないが、26~27年ごろに行う見通しとなりそう。町では財政状況をみながら事業を進めたいとしている。
【写真=教育文化会館】