県保健政策課の保健所庁舎リニューアル事業で、土浦保健所と県南食肉衛生検査所の複合施設の電気設備(LED照明、太陽光設備)、空調設備、給排水衛生設備工事が間もなく3分離で公告となる。工事予算額は合わせて約5億3000万円。工期はいずれも13カ月で、2026年4月の供用を目指す。その後、旧施設の解体や外構工事も別途発注となる。
土浦保健所(土浦市下高津2-7-46)と県南食肉衛生検査所(土浦市下高津2-7-38)は、築50年が経過し、老朽化および狭あい化が進んでいるため機能強化も含めて敷地内の既存駐車場に建て替える。新興感染症への対応として、事務室の拡充、相談室の確保、備蓄倉庫などの整備を行う。
新施設はW造平屋、2059・27㎡で、基本・実施設計は、増山栄建築設計事務所(つくば市)と大野建築設計事務所(土浦市)のJVが策定した。
建築工事については、10月29日に簡易型総合評価の一般競争入札が執行となり、山本工務店(土浦市)と池田林業(同市)のJVが7億3000万円(税抜き)で落札。工期は26年2月15日まで。
なお26年度以降には、外構工事(駐車場)と旧庁舎の解体工事を計画。現在の土浦保健所は1972年築、RC造2階建て、延べ1331・4㎡で、県南食肉衛生検査所が71年築、RC造2階建て、延べ368・09㎡。