山梨市は新築する屋内運動遊び場施設について、基本設計に着手する。旧市役所跡地に整備する広場と併せ、子育て世代が集う憩いの場として計画。現在プロポーザルを公告しており、年度内に基本設計をまとめる。2025年度に実施設計を完了し、26年度の着工を予定している。
建設地は小原西地内、旧市役所跡地北側の道路を挟んだ隣接地。市働く婦人の家別館跡地で、同施設は中村架設工業により解体が進む。市こども・子育て課によると、敷地面積は約2000㎡。近くプロポーザルを行い基本設計(上限金額580万4000円)を委託。年度末までの3カ月程度で施設概要を固める。25年度は実施設計に充て、26年度着工を目指す。
新施設は周辺環境を考慮し平屋建てとする予定。延べ床面積は600㎡程度を見込んでおり、耐震性は「官庁施設の総合耐震計画基準」により、「構造体Ⅱ類」「建築比構造部材B類」「建築設備乙類」とすることを目標とする。敷地内に利用者駐車場10台程度、車いす利用者などの駐車場4台程度を設ける。
建設工事費は1㎡あたり40万円程度を想定。造成、外構、遊具・什器類の経費を除く本体工事費は2億4000万円程度を見込む。
市は当初床面積500㎡程度を見込んでいたが、子育て世代のさまざまなニーズを検討する中で、想定規模を600㎡に広げた。旧市役所跡地には緑地広場や休憩場所などを整備する予定で、両施設の特性を生かし、子育てしやすい環境づくりを進める。