県住宅課は10日、上小鳥(高崎市)と芝宮(富岡市)県営住宅の建替えに先立つ実施設計を県建築設計センター(前橋市元総社町2578-29電話027-255-1101)へ委託した。
受注額は、上小鳥が七九〇万円(税抜き)、芝宮が一、一五〇万円(同)となった。それぞれの業務内容は、上小鳥が四棟目の建替えとなるD棟の実施設計を行うもので、提示された条件はRC造四階建てで、二八戸分の居住スペースを確保。
履行期限は12年2月10日までとなっており、建設費については、国の公共事業等予備費で予算化されていることから準備が整い次第発注は可能な状況だが、現在工事を進めているC棟建築や現有施設の解体を必要とするため、12年度に入って工事着手となりそうだ。
一方の芝宮は、同県営住宅建替えで初めて着手する団地の実施設計となるもので、提示された条件は、RC造四階建てで、二四戸分の住居スペースを設置する。設計工期を12年3月10日までとしており、12年度の当初予算へ事業費を要望する予定でいる。
さらに、同課では9月補正予算で元総社(前橋市)の設計費、北双葉(高崎市)の除去費を予算化。元総社は、新設団地として計画しているもので、戸数等は流動的な状況。これらが固まり次第に設計が外注される運びとなるが、業務内容は基本設計となる。また、北双葉については、除去工事だけで新たに団地を建設する計画はない。