県峡南建設事務所身延支所は、光子沢大野線(光子沢工区)の道路改良を今後計画している。本年度は測量業務に着手。成果品は本年度内の納品を目指す。来年度は本年度にまとめた測量成果をもとに、詳細設計や用地測量に入る方向。
身延町光子沢地内を走る同線の一部区間において、幅員が狭い状況にある。車両同士のすれ違いが困難なため、早急な道路整備が必要となっている。
同線は、身延橋が架かる大野地内側から南部町方面に進み、民家が点在する清子地内を越えてしばらくは中央線が引かれた2車線道路が続く。
しかし、その先は道路幅員が狭い状況にある。国道52号につながる地域の重要な路線となるため、利用する地元住民からも、狭あい区間の改善を求める声が出ているという。
対象区間の道路幅員はW5m。改良後は2車線と路肩を含む全幅7・5mの道路に整備を進めていく。
現段階の計画では、山側に既存道が整備されているが、対象区間から西側の谷側に迂回したバイパスを整備する形で道路改良を想定する。担当課では道路改良によって現道とバイパスの間に平場ができるため、活用する方法もあわせて検討していくという。
本年度に進めている測量業務委託は望月測量設計(身延町)が担当してまとめている。成果品は来年3月14日に納品される。
この中で現地の地形を把握するとともに、来年度は成果品をもとに設計業務を引き続き進めて、整備に必要となる用地を確定させる。