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千葉県野田市

道路拡幅や下水道整備/山崎梅台地区計画都決へ/野田市 第3回都計審

2024/11/21 日刊建設タイムズ

 野田市は20日、2024年度第3回都市計画審議会を市役所低層棟4階委員会室で開催し、「山崎梅台地区地区計画」について報告した。同地区は市街化区域に編入されているが、道路や下水道などの都市基盤の適切な整備が伴わないまま宅地化が進み、良好な生活環境や防災面において課題がある。そこで、骨格道路を地区施設に定めるなど道路用地の確保を図りながら、狭あいな道路の拡幅や公共下水道の円滑な整備を進める計画を作成。住民の合意が得られたことから、道路敷地が確保される場合の容積率および建蔽率を見直すとともに、地区施設の整備方針などを定めた地区計画を決定する。

 山崎梅台地区は、東武野田線梅郷駅から南に約0・8kmの距離に位置。

 地区計画では、山崎字藤台などの約11haを対象とし、住宅地区約10・5haと沿道地区約0・5haを設定する。

 地区西側と東側にある区画道路と、地区北側の交差点付近の拡幅整備を進め、生活環境の改善や防災性の向上を図る。

 また、住宅地区では低層住宅を主体とした土地利用、沿道地区では日常生活の利便性に配慮した沿線にふさわしい土地利用を図る。

 現況は、建蔽率の最高限度が30%、容積率の最高限度が50%。道路敷地が確保される場合は建蔽率50%、容積率100%に緩和する。

 今後は、12月4日に原案、25年1月上旬には案を縦覧に供し、2月中旬の都市計画審議会に付議。同月下旬の県との法定協議を経て、3月下旬の都市計画決定を予定している。

地区計画図

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