県須坂建設事務所は須坂市日滝鎌田山の急傾斜地崩壊対策事業で、初弾工事を12月中旬にも公告する。20日の建設部建設工事請負人等選定委員会で入札参加資格が決まった。入札方式は総合評価落札方式(工事成績等簡易型)。参加基本要件はとび・土工・コンクリート872点以上、県内本店。発注規模は税込み予定価格1億6000万円以上5億円未満。
同事業は急傾斜地崩壊危険箇所である市立常盤中学校および隣接する須坂市市民体育館の裏山へ、延長276mにわたり崩壊土砂防止柵を整備するもの。初弾となる今回は、施工区間の東端(常盤中体育館付近)から西に向かい96m(高さ6.2m)を施工する。開札予定時期は2025年1月上旬で、工期は約380日(債務負担行為設定済)。ただし、フレックス工期による発注で工事開始期限は25年3月1日。
同種実績要件で「落石防止網工又はロープネット工又は高エネルギー吸収落石防止網工又は高エネルギー吸収落石防護柵工又は崩壊土砂防止柵工(ただし、標準ロックフェンス及び木柵工は除く)の実績」を求める。
計画では全体を3区間に分けて順次整備する。今回発注する区間および中間区間(L70m)の設計業務はAB.do(長野市)、西側区間(L110m)の同業務は新日本設計(同市)が担当した。