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県イノベーション拠点名称、渋沢MIXに

2024/11/22 埼玉建設新聞

 県産業労働部は2025年夏、さいたま新都心に開設する県初のイノベーション創出拠点について、名称を「渋沢MIX」にすることを発表した。拠点の整備は大野元裕知事が特に力を入れている取り組みの一つ。これまでは仮称・渋沢栄一起業家サロンと呼んでいた。

 埼玉県出身の渋沢栄一は、生涯で約500の企業の創立に携わった。渋沢翁の名前を冠した施設の3つのコンセプトは▽オープンイノベーションの創出・促進▽スタートアップの創出・成長支援▽イノベーションを担う人材の育成――。さまざまな業種や規模の企業、起業家が交流・マッチングする場にしていく。

 「渋沢MIX」は、ジェイアール東日本都市開発が新築工事中のビル「ekismさいたま新都心」の5階に入居する。

 床面積は465㎡。コワーキングスペース、イベントスペース、ラウンジ、個別ブース(打ち合わせスペース)、受付、情報掲示スペースなどを設ける。

 統括・トータルプロデュースを担当するのは電通ライブ。内装の施設構築は、同社から日展(台東区)とテイクアーキテクツ(広島市)に発注している。

 ビルはさいたま新都心駅改札からコンコースで直結。商業施設併設型複合賃貸住宅となる。

 ロゴマークは、円と四角という対照的かつ原始的な図形の組み合わせで、違ったバックグランドの人の出会いを表現している。

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