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茨城県神栖市

下水道管理に5.8億/リサイクルプラザ機械設備改修

2024/11/22 日本工業経済新聞(茨城版)

 神栖市は、12月市議会定例会に2024年度一般会計補正予算案(第7号)を上程する。第一リサイクルプラザ機械設備改修工事費1600万円などを計上。津波避難施設整備に係る土地取得費891万8000円も盛り込んだ。下水道事業会計補正予算(第2号)では、下水道施設維持管理業務委託費として限度額5億8500万円の債務負担行為(2025~27年度)を設定した。

 第一リサイクルプラザ(南浜1-10)では、機械設備改修工事を予定している。建物の延べ床面積が約7700㎡、敷地面積約1万6000㎡を有する。処理能力に関しては、26t/日(不燃ごみ13・4t、粗大ごみ6t、繊維類1・8t、プラスチック類2・6t、ビン・缶類2・2t)となっている。

 舎利浜地区に整備を予定している津波避難施設については、土地購入費891万8000円を基金から一般財源に繰り入れる。当初予算に計上した事業費4億431万8000円については、全額繰越明許費に設定した。年度内に一般競争入札で事業者を選定。25年度中の完成を目指す。

 整備では盛土工事を行い、高さ5m、避難スペース400㎡を確保。併せて、階段やスロープ、トイレを設置する。整備地は一部に液状化の恐れがあることから、地盤改良工事も実施予定となっている。同施設は、高台の整備により舎利浜地区における避難困難者の解消を図るもの。実施設計を三井共同建設コンサルタント(新宿区)がまとめた。

 水道事業会計補正予算案では、2025年度から3カ年の下水道施設維持管理業務委託費として、限度額5億8500万円の債務負担行為を設定。現在(22~24年度)の維持管理業務については、鹿島都市開発(神栖市)が担当。22~24年度分では、発注方式が事後審査型一般競争入札、対象施設は汚水施設48カ所、雨水施設21カ所、汚水マンホール点検8089カ所となっていた。

 一般会計には、その他▽波崎総合支所・防災センター空調更新工事費(繰越明許費)=245万3000円▽第二給食共同調理場修繕費=171万6000円▽防犯カメラ設置工事費=123万9000円-などを充てている。

 一般会計には4億9348万2000円を追加し、可決後は累計総額466億1349万3000円となる見通し。

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