県は21日、山梨市の「アザレアタウン中央地区土地区画整理組合」の設立を認可した。アザレアタウンは山梨市駅と東山梨市駅との中間に位置する地域。市役所や総合病院、商業施設に近く、市が長年有効な土地利用を模索していた。組合設立が認可されたことにより、いよいよ各種開発計画がスタートする。
開発するのは小原西地内などの周辺地域。同事業では、組合施工の土地区画整理(約17ha)を始め、北中学校東通り線道路改良(L約1㎞)、市役所前通り線道路改良(約450m)、市役所南交差点改良(1カ所)、区画西アクセス道路改良(L約100m)、アザレアタウン都市公園整備(3カ所)、狭あい道路拡幅整備(約600m)の計7つの主要事業を計画。関連事業として上水道整備(約L約1・4㎞)、公共下水道整備(約6・0㎞)を推進する。
区画整理の概算事業費は69億円、北中学校東通り線・市役所前通り線の両道路改良は計37億円。その他事業を含め総事業費は123億円を見込む。
区画整理の主な内訳は、区画道路(5285m)8億6500万円、特殊道路(256m)3200万円、調整池を含む水路整備15億6900万円、公園緑地施設(7880㎡)2200万円。建物移転は35戸を予定しており計14億2700万円を見込む。
区画整理の事業期間は本年度~2032年度。北中学校東通り線、区画西アクセス道路、狭あい道路については25年度から着手する計画だ。