県上信自動車道建設事務所は、吾妻東バイパス2期道路改築事業として東吾妻町小泉地内で西沢橋の整備を進めており、近くA1橋台およびP1橋脚を一括として条件付き一般競争入札で工事を公告する。設計は建設技術研究所(東京都中央区)がまとめた。このほか、同バイパスでは、五町田地内の奥田橋A1工事についても、近く公告を見込んでいる。
西沢川橋は橋長132m、幅員11・49mの鋼3径間連続細幅箱桁橋。砂防河川である西沢川および町道1342号線を渡すために建設する。
A1は高さ14・5m、幅11・6mの逆T式橋台。鉄筋量43tとコンクリート量791立方mを使用して築造する。型枠面積は610㎡となる。基礎は、鉄筋量44tとコンクリート量596立方mを用いて、延長15・5mのφ3・5m深礎杭を4本打設する。掘削土量は3058立方m、埋め戻し土量は1918立方mとなっている。
P1は張り出し式橋脚の高さ16・5m、幅5m、鉄筋量167tとコンクリート量438立方mを用いて建設し、型枠面積は350㎡となる。基礎工事として、延長10mのφ2m場所打ち杭を4本整備する。鉄筋量18tとコンクリート量126立方mを使用して整備し、掘削土量は740立方m、埋め戻し土量は503立方mとしている。
なお、池原工業(東吾妻町)がA2橋台およびP2橋脚工事を現在進めている。
下部工については、今回発注する工事で完了を見込んでおり、今後、上部工架設などを発注していく。
吾妻東バイパス2期は、箱島インターチェンジから植栗・中之条インターチェンジまでを結ぶ、延長約6700m、幅員10・5mの新設道路。2014年度に事業を開始しており、27年度の完了を目指している。