藤岡市は、偕同苑(藤岡770)の解体工事を2025年度に計画している。工事は建設を進めている新火葬場の供用開始後の着手を目指し、発注準備を進める。解体工事設計業務は丸進建築設計事務所(前橋市)に委託してまとめた。
偕同苑は、火葬棟がRC造(一部S造)および式場棟はSRC造で構成。火葬棟は平屋で床面積約487・15㎡。式場棟は2階建てで、延べ床面積約527・45㎡の規模となっている。火葬棟と式場棟については1976年11月に供用開始された。なお、火葬棟は2001年に待合室を増築している。増築後の面積は約523・15㎡に含まれている。
2棟ともにアスベストの含有が見込まれる。火葬棟と式場棟の躯体部分のみの取り壊し量は火葬棟が175立方m、式場棟は224立方mとなる。火葬棟や式場棟のほか、植栽や舗装分部も解体する。
25~27年度の3カ年実施計画に建設工事、工事監理、駐車場外構工事、偕同苑解体工事、備品購入費などを含んだ25年度の事業費に13億9544万9000円を位置付けている。26年度については事業費1億210万4000円で偕同苑跡地外構工事を計画している。
新火葬場建築工事は関口廣建設・塚越土建JVが25年9月30日までの工期で進めている。