県上信自動車道建設事務所は、吾妻東バイパス2期道路改築事業として東吾妻町植栗地内で上信奥田橋の整備を進めており、近く条件付き一般競争入札でA1橋台建設工事を公告する。設計は大日本ダイヤコンサルタント(東京都千代田区)がまとめた。
上信奥田橋は、橋長165m、幅11・48mの鋼3径間連続少数鈑桁橋。東吾妻町奥田地内で主要地方道渋川東吾妻線の奥田交差点南側へ、奥田川や町道6119号線および町道26号線を渡すために建設する。
A1は、高さ14・5m、幅11・48mの逆T式橋台。鉄筋量39tとコンクリート量598立方mを使用して建設し、型枠面積は567㎡となっている。基礎工事は、延長12mのφ2m場所打ち杭を6本打設する。鉄筋量34tとコンクリート量226立方mで築造し、掘削土量は2157立方m、埋め戻し土量は1173立方mとしている。
なお、同橋の下部工については、今回の発注で完了を予定しており、今後は上部工や高欄工、照明工の発注が見込まれる。現在、P1橋脚・P2橋脚・A2橋台工事を南波建設(東吾妻町)が進めている。
吾妻東バイパス2期は、箱島インターチェンジから植栗・中之条インターチェンジまでを結ぶ、延長約6700m、幅員10・5mの新設道路。2014年度に事業を開始しており、27年度の完了を目指して整備を進めている。