(仮称)守谷SAスマートICのアクセス道路の計画概要が明らかになった。市道守谷アクセス道路1~4号線(計L750m程度)について、2025年度は詳細設計および用地測量を委託する考え。県が整備する都市計画道路3・3・44号供平板戸井線(L300m程度)では、暫定2車線での整備を予定している。29年2月にはプロ野球東京ヤクルトスワローズの2軍移転を控えており、早期のスマートIC開通を目指す。
県および守谷市は23、24日に、学校給食センターにて説明会を開催。2日間で延べ88人が会場を訪れ、担当職員から説明を受けた。
市道4路線の概要としては、上り(大柏地内)が市道守谷アクセス道路1号線(L70m)、同2号線(L350m)となる。2号線はTXの高架下を通り、供平板戸井線に接続する想定。下り(野木崎地内)については3号線(L50m)、4号線(L280m)を検討しており、25年に実施予定の詳細設計で道路延長などを確定させたい考え。
現況は水田が主となっており、上り、下りそれぞれで盛土工事を要する見込み。現在、八千代エンジニヤリング(台東区)が年度内を履行期間として路線測量および地質調査を実施している。
供平板戸井線に関しては、延長300m程度を暫定2車線(車道W3・25m×2、歩道W4・5m)で整備する計画だ。整備地が斜面地であるため、高さ15m程度の盛土が必要となるもよう。将来的には幅員27mの4車線化を目指す。
本路線は、上り路線のランプ整備によって使用できなくなる市道4062号線に代わり、SAから県道取手豊岡線への出入り口とする。路線全体の計画延長については9090m。取手市と常総市を結ぶ都市計画道路となっている。
スマートIC本体の整備に関しては、NEXCO東日本が担当する。形式が全方向(4/4)、運用形態については全車種、24時間で計画。
整備効果としては、地域産業拠点における輸送業務の効率化や、周辺土地区画整理事業(約60ha)と併せた企業誘致の促進につながるとしている。また、常総運動公園やプロ野球東京ヤクルトスワローズ2軍施設を含む(仮称)守谷市総合公園へのアクセス性・利便性向上も見込む。