旧帝石ビルに代わりINPEXビジネスサービスが、新潟駅前で建設を進めていた「INPEX新潟ビルディング」が竣工し、26日に竣工式が執り行われた。
新たなビルの設計・施工は大成建設が担当。RC造10階建ての事務所棟とS造6階建ての駐車場棟で構成され、建築面積2493・05㎡、延べ床面積1万9289・73㎡。1階には飲食店などの店舗、2~10階がオフィスフロアとなり2階には、リモート会議やミーティング、テナント同士の交流の場となる専用ラウンジ「IRORIMA」が設置される。免震構造と壁柱工法の採用等により高い耐震性と安全性を確保するほか、ダブルスキンサッシ、ハイブリッド空調システム、ガラス一体型発電システムなどによりエネルギー効率の最大化を図り、テナントオフィスビルとして新潟県内初のZEB Ready認証、CASBEEでは最高の「S」ランク認証を取得している。
式典後にINPEXの上田隆之社長は、「ここには長年、帝石ビルがあり、INPEXは新潟の地で60年以上事業を行ってきた。今後も新たなビルを拠点に新しい事業を展開し、新潟、日本のために尽くしたい」とした。
なお、新ビル1階エントランスには旧帝石ビル解体時に引き抜かれた松杭の先端部が飾られている。
【写真=竣工したINPES新潟ビル】