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茨城県石岡市

2400㎡、本体12.2億で/総合保健センター

2024/11/29 日本工業経済新聞(茨城版)

 石岡市は、大砂地内に建設予定の総合保健センター(仮称)基本計画を公表した。施設は平屋建て、床面積2400㎡規模とする。本体工事費として、約12億2000万円を見込んでいる。用地取得の状況を見つつ、2025年度当初予算に設計費を計上したい考え。25~26年度で建設工事を行い、27年度の供用開始を目指す。用途廃止後の石岡保健センターについては27年度に解体予定。

 建設地が、大砂10528番地19(地番)外の敷地面積約8500㎡となり、ふれあいの里(大砂10527-6)北側に位置する。市街化調整区域、建ぺい率60%、容積率200%。施設は平屋建て、床面積2400㎡程度で計画。想定利用者数は100人/日と試算した。

 諸室および想定面積が▽健康づくり支援機能(健診ホール、健診室、計測室、問診室、保健指導室、相談室、調理室、栄養指導室、消毒室・ランドリーなど)=740㎡▽子育て支援機能(妊産婦相談室、児童発育・発達相談室、家庭相談室、救護室など)=220㎡▽事務室ほか(事務室、会議室、更衣室)=780㎡▽共有部分(エントランス、廊下、トイレなど)=660㎡-となる。

 外構関係では、駐車場を整備予定。ふれあいの里との駐車スペース共用化により、利便性を確保する方針。現在、ふれあいの里ひまわりの館内でのイベント実施時には、駐車場の不足が生じる状況となっている。

 施設本体の概算工事費が、約12億2000万円となる。再生可能エネルギーの活用や効率的なエネルギー利用のための機能・設備の導入に係る経費により、費用が増加する可能性がある。財源には公共施設等適正管理推進事業債を充てる予定。12月補正予算には用地購入費2400万円、工作物補償費800万円を措置し、用地取得を推し進めていく。

 整備スケジュールとしては、2025年度当初予算に設計費を計上する見込み。委託方法については検討中としている。25年度中に着工し、26年度の完成を目指す。供用開始時期については27年度を見込む。

 本整備は、老朽化する石岡保健センターと八郷保健センターを統合するもの。設備面、機能面ともに強化する。用途廃止後、石岡保健センターは解体とし、跡地利用に向けては借地契約の取り扱いを含めた検討を進めていく。八郷保健センターについては、民間などへ敷地・建物を一体的に譲渡する方針だ。

 石岡保健センター(杉並2-1-1)の規模はRC造2階建て、延べ床面積2125・79㎡、1979年度の建築。八郷保健センターについてはRC造2階建て、延べ床面積1743㎡、96年度築。

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