高根沢町は、新庁舎と文化・スポーツ複合施設の町民広場配置計画方針をまとめた。新庁舎は現在町民ホールが立地している敷地北西側、複合施設は新庁舎南側に配置。新庁舎と複合施設の両施設間や東側に共用部を設ける。一体的な建物として整備し機能を共有・共用化。施設利用や管理・運営を効率化させる。各施設の形状や規模などは基本・実施設計で決定する。
広場エリアは共用部東側、陸上競技場西側に配置。共用部を介して両施設と広場をつなぎ、災害時やイベント開催時の屋内外を連携した利用を可能にさせる。
町民広場内雨水排水のため、複合施設南側、歴史民俗資料館西側に調整池を整備。利用者が増加するため、新庁舎と複合施設西側、野球場北側の2エリアに駐車場を設ける。
新庁舎・複合施設配置エリアの福祉センター、町民ホール、保健センター、農村環境改善センター、農業者トレーニングセンター、相撲場、弓道場、テニスコートは25年度上期から解体工事に着手し、26年度に完了予定。
9月補正予算では継続費に町内広場内既存施設解体工事費5億9000万円を設定。年割額は24年度が発注に向けた事務手続きの可能性があるため0円、25年度4億7200万円、26年度1億1800万円。
新庁舎等建設基本・実施設計は梓設計・AIS総合設計JV、外構の実施設計・開発許可申請・地区計画策定支援業務はフケタ都市開発が担当。
履行期間は新庁舎等建設基本・実施設計が2026年3月17日までで、うち基本設計は25年3月21日まで。外構の実施設計・開発許可申請・地区計画策定支援業務は26年3月中旬まで。
施設条件は新庁舎が3階建て程度の延べ約5200平方m、車庫・倉庫等付属棟は1階または2階建て延べ約300平方m、複合施設が1階または2階建て延べ約3000平方m。概算工事費(税込み)は新庁舎と付属棟が37億円、複合施設は20億円。
複合施設には町民ホールや農業者トレーニングセンター、農村環境改善センターの研修室等を集約・複合化。農村環境改善センターの学校教育課、こどもみらい課、生涯学習課は新庁舎に集約される。
新庁舎整備は25年度経営方針の重点取り組み事項に盛り込まれている。