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順天堂大学の800床新病院が中止に

2024/12/02 埼玉建設新聞

 順天堂大学の代田浩之学長が11月29日に大野元裕知事と面会し、さいたま市浦和美園地区に計画していた新病院(800床)の計画中止を伝えた。主要因には建設費、資材の高騰を挙げている。

 整備計画では工事期間を2025年4月~27年5月とし、27年11月に開院することになっていた。ただ大学側は7月末、総事業費が当初計画を大幅に上回る2186億円に上り、開院時期も20カ月遅れると知事に伝えていた。

 大野知事は計画変更申請書の提出を求めていたが、整備自体が白紙になった格好。

 建設予定地だった7・7ha(県有地約3ha、さいたま市有地約4・7ha)の活用について大野知事は「たった今(中止の)話しを聞いて驚いている。今後、例えば仮に次の病院、あるいは土地の活用といったことについては、いろいろな要素を検討しながら判断していきたい」としている。

 仮に別の病院誘致となれば「当然市との協議が必要」とし、「まだ何も決まっていなので、これから検討させていただくうちの一つ」とした。

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