吉岡町は漆原地内で計画している都市計画道路漆原総社線の道路改良事業について、早ければ2025年度に土工を発注する方針を示した。全体の事業費は約4億8000万円を概算している。設計は冨永調査事務所(高崎市)が受託してまとめた。
同路線は、県道南新井前橋線の大久保字中町地内の上毛大橋たもとの交差点から国道17号前橋渋川バイパスの手前までを結ぶ都市計画道路。
同路線は、未整備区間を1工区として計画。本線の延長430mのほか、町道駒小河原線の延長170m区間を暫定路線として整備するもので、合計延長600m対象を事業の対象区間としている。計画では路線の西側に歩道を設置し、現道幅員3~4mを11・5mへ拡幅する。25年度から工事に着手し、3カ年かけて整備を行う。
24年度は用地買収を進めており、25年度は残りの用地買収と電柱や群馬用水の埋設管の移設工事を予定している。電柱は東京電力パワーグリッド(東京都千代田区)、群馬用水は群馬用水土地改良区が工事発注を行う。群馬用水埋設管の移設工事の時期に合わせて、路盤工や切土盛土などの土工を行う計画。発注規模や施工箇所については、用地買収や群馬用水埋設管の埋設状況などによって今後決定する。
上毛大橋から約500m区間と国道17号前橋渋川バイパスから1つ目の交差点までの区間は整備し供用済みとなっている。