記事

事業者
茨城県県央農林事務所

20億で整地や道路/経育基盤下国井地区

2024/11/30 日本工業経済新聞(茨城版)

 県県央農林事務所が担当の経営体育成基盤整備事業で、本年度新規採択となった下国井地区の整備概要をまとめた。本年度は換地業務と単点測量業務を進め、来年度は地区内外の境界を決めるため、地区界測量を実施する予定だ。2029年度までに、整地工(水田55ha、畑1・7ha)、道路工(幹線道路L770m、支線道路L8・79㎞)、用水路工56・7ha(用水機場2箇所)、排水路工(L9・03㎞)、暗渠排水路工(55ha)を行う計画だ。受益面積は56・7ha、総事業費は20億500万円。今年度の事業費は1800万円となっている。

 本年度はいずれも12月に、換地業務を県土地改良事業団体連合会(水戸市)に、単点測量業務を建設コンサルタントに業務委託を予定している。

 同地区は水戸市内の上国井町、下国井町に位置し、周囲は宅地、水田に囲まれ、地区西側を南北方向に一級河川が流れ、地区東側を用水供給もととなる小場江用水路が南北方向に流れる水田地帯。

 区画は、地区中央部が10~30a程度で整形されているが、不整形な区画も多く、道路は狭小で、排水不良を起こしており、営農に支障をきたしている。

 同事業により、大区画化、大型農業機械の通行が可能な道路整備、用水に安定供給を図るパイプライン整備、乾田化を図る暗渠排水および排水路の整備を行うことで地区の生産性を高め、担い手への農地集積を図り、競争力ある農業を実現する。

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら