県利根沼田環境森林事務所は、みなかみ町猿ヶ京温泉地内の上川原地区で行う法枠工を12月上旬に指名競争入札で発注する。工種はとび・土工・コンクリート工事となる。設計は群馬県森林・緑整備基金(榛東村)がまとめた。
現場は国道17号の南側に位置し、猿ヶ京地区と姉山地区を結ぶ町道の南側の山林。2023年6月の局地的な豪雨で山林と一部町道が崩落したため、復旧工事として計画。町道の復旧工事はみなかみ町が行い、同事務所では山林の復旧工事を行う。23年度に法枠工などに着手していた。先行して発注した工事が完成を迎えるため、このほど2期目の工事として発注する。保全対象は町道と山林直下の西川となる。
今回は既設の法枠工の東側と西側で、現場吹付法枠工を行う。法枠工は延長650mで、梁断面は300㎜×300㎜、法枠は2000㎜×2000㎜で整備し、枠内はモルタル吹付で施工する。工期は現時点では年度末までの約4カ月を見込んでいる。復旧工事は今回の施工で完了となる見通し。
23年度は町道にかかり、水路整備の必要な箇所を先行して発注している。法枠工は延長739・8mで整備し、温泉の水などの処理として水路工を延長44・1mで行ったほか、法枠工の下部で土留工を延長9・2mで実施している。施工は高特(渋川市)が担当した。