前橋市は樋越町などを含む大前田樋越地区で計画している新規産業団地整備について、測量および基本設計業務を委託する。9月補正予算で計上した委託料と12月補正予算案で確保する事業費、合わせて7000万円を充てる。業務は補正予算の可決後、早期に一般競争入札での公告を予定している。
事業の候補地としているのは、上毛電鉄の北原駅北西部の約23ha。産業団地整備に向けては、2021年度に三陽技術コンサルタンツ(前橋市)へ開発可能性調査業務を委託。周囲が農地なことから、取水配水計画や候補地に接続する道路の現況などについて調査している。
今回委託する業務では、測量および基本設計に加え、企業などへのヒアリングや地元調整を進め、事業の具体化を図る計画となっている。事業化に向けては、都市計画の諸手続きも必要となることから、測量設計と並行して手続きの準備も内部で進める方針としている。
業務は24年度から25年度末の2カ年を想定している。業務委託料の内訳は24年度分が2100万円、25年度の債務負担行為が4900万円となっている。
市内には現在、販売している産業団地が無い状況。また、現在整備工事が進んでいる団地についても駒寄スマートIC産業団地のみとなっていることから、企業誘致を見据え新たな産業団地整備を計画した。