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山梨県峡東建設事務所

来年度に事業着手 塩山駅下於曽線など

2024/12/05 山梨建設新聞

 県は来年度からJR塩山駅(甲州市塩山上於曽)から南へ延びる都市計画道路の整備に着手する方針を決めた。駅南側を南北に縦断する「塩山駅下於曽線」と、それに関連して整備する「下塩後牛奥線」の計2路線を新設する計画。下塩後牛奥線については一部を市が整備する。

 県は塩山駅南口前の交差点から南へ於曽公園東側を抜け、塩山中南側市道(上塩後下赤尾線)までを整備する。整備延長860m、全幅16m、道路両側に電線共同溝延べ1720mを計画する。事業期間は2025~35年度の11年間。総事業費は40億円を見込む。予備設計は長大が作成した。

 市は塩山中南側市道から東へ国道411号までを結ぶ区間の一部を整備。整備延長340m、全幅16mを予定する。

 この事業は於曽公園西側を南北に走る県道白井甲州線のバイパスとして整備するもの。供用後、同線は市へ移管される予定だ。

 本年度9月定例市議会では、鈴木幹夫市長が沿線にホテルなどの建設計画があることを明かした。コンビニなども誘致し、駅周辺のにぎわいを創出する考えを示している。

 県は同線の整備効果について、塩山駅周辺の渋滞緩和や利便性向上のほか、避難場所に指定されている於曽公園や学校施設などへのアクセス性向上が見込まれるとしている。

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