県内建設業の卒業後3年以内の離職率は、大卒者と高卒者で減少した。厚生労働省新潟労働局がまとめた卒業後3年が経過した2021年3月新規学卒者の建設業における離職状況は、大学卒者が26・3%、短大・専修学校等卒者は40・2%、高校卒者34・1%となる。20年3月卒者と比べ大卒者で2・9ポイント、高卒者が1・9ポイントそれぞれ低下し、短大・専修学校卒業者では2・3ポイント上昇した=グラフ=。
短大・専修学校卒業者の離職率は前年から上昇したものの、いずれも全産業の平均離職率を下回る。
建設業の離職率は17年3月卒者以降から減少傾向にあり、20年3月卒者時点で、短大・専修学校卒者と高卒者は全産業の平均離職率を上回っていたが、21年3月卒者では、全産業を下回った。
なお、全産業平均の離職率は、大卒者が35・0%で前年比3・1ポイント増、短大・専修学校卒者では41・1%で同比5・2ポイント増、高卒者は33・8%で同比2・6ポイント増となる。