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長野県大町市

実施計画/東小改造や仁科台中改築/20年に三日町配水池築造

2006/04/21 長野建設新聞

 大町市の18年度を初年度とする実施計画は、3箇年の事業費総額181億4485万円で策定された。同計画は、毎年度の予算編成の指針とされるもので、1件300万円以上の普通建設事業や100万円以上の新規事業などが掲載されている。18年度についての事業費は58億2417万円で、以下19年度は65億7299万円、20年度が57億4768万円と試算されている。

 新規あるいは今後の注目事業を順をおって見てみると、まず、国営公園整備に絡んでの大崎西原線新設改良。総事業費に1億4800万円を見込み、22年度までの期間を見込んでいる。20年度までは用地取得を進めていく方針。

 上水道では、19年度に簡水の監視制御装置統合(事業費2億3000万円)、20年度に三日町配水池築造(同2億6000万円)の大型事業が控えるほか、送配水管布設替には3箇年に9億2817万円を充てるとしている。

 一方の下水道整備においては、大町処理区の公共と常盤処理区の特環を25年度までの予定で事業推進を継続していく。この3箇年に大町処理区でA91・5ha(事業費計16億5752万円)、常盤処理区でA35・8ha(同16億3572万円)規模の管渠布設の見通しを立てている。仁科三湖処理区の特環は20年度完了予定。

 生活道路では、常光寺山ノ寺線・東山観光線の待避所設置に19年度着手予定。22年度までに7400万円を投入する計画。また、臨時交付金により取り組む総合福祉センター線改良には8億円の総事業費が見込まれている。

 観光振興の分野では、舟場(さざなみ)と鷹狩山の公園整備計画が盛られている。ともに19年度に構想や設計業務に着手見通しで、舟場は翌20年度に2000万円の事業費で整備を実施する構えだ。

 順次改築や大規模改修を進めている市内の保育園整備は、18年度に用地取得と設計を行うはなのき保育園を19年度に建設予定。次いで、20年度にもみのきとこぶし保育園の設計に着手する計画としている。

 第一中学校の全面改築に続いての義務教育施設整備は、東小学校と仁科台中学校の計画が組まれている。東小は19年度に体育館改修(事業費9000万円)の予定を組んでおり、全体事業としては23年度までに6億8547万円の事業費投入も見込んでいる。仁科台中全面改築については、同年度の実施設計までの計画が示されている。

 スポーツ・レクリエーション施設のなかでは、陸上競技場スタンド(事業費9400万円)やテニスコート(同3300万円)の改修のほか、弓道遠的射場建築(同800万円)などの計画が19年度に組み入れられた。



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