加賀田組(本社・新潟市中央区)は、10日開催の取締役会で社長交代と会長就任に関する役員の異動を決定した。常務執行役員の馬場康氏が代表取締役(社長執行役員)に就任し、取締役(会長執行役員)として前田建設工業顧問の関本昌吾氏を迎える。現・代表取締役(社長執行役員)の市村稿氏は相談役に就く。今月25日に開催する定時株主総会を経て正式決定する。
今回の異動は、来年7月に同社が創業130周年を迎えるに当たり、社長交代と外部人材の役員招聘(しょうへい)を柱とした新経営体制のもとで、DXやICT活用による情報化施工の推進、品質向上、人材育成、SDGsといった経営上の諸課題解決に役職員一丸となって取り組み、一層の成長と発展を目指すことが狙い。
新社長となる馬場氏は、1983年に加賀田組社入社。東京支店営業部長、営業本部副本部長(東京駐在)などを歴任し、2023年12月から常務執行役員営業本部長。65歳。新会長に就任する関本氏は、三井住友銀行出身で前田建設工業の専務執行役員・営業企画担当などを経て23年4月から同社顧問となっている。67歳。
【写真=馬場新社長】