桐生市は、老朽化する市立図書館(稲荷町1-4)の建て替えも視野に入れて2026年度中に(仮称)新図書館整備基本構想の策定を目指している。来年度には(仮称)基本構想策定準備委員会を設置する方針を示した。
同図書館は1979年に建設され、RC造4階建て地下1階で延べ床面積は2623㎡となる。中央公民館との複合施設となり、中央公民館は4階まで、図書館は1階および2階、3階はプラネタリウムが整備されている。中央公民館の今後については公民館機能の考え方などについても含めて検討をしており、図書館の今後も並行して進めていく。
これまでに図書館に関するアンケートを10月9日から11月8日までの期間で市立図書館および新里図書館利用者やインターネットにて実施。現在、アンケート結果の分析や図書館のあり方についての意見をまとめている。アンケート結果をもとに学校関係者などで組織された図書館協議会において、意見をすり合わせていく。
2025年度については、市民ワークショップや関係団体との意見交換を実施し、準備委員会を教育委員会内に設置。新図書館整備に向けた基本構想案の作成を進めていく予定となる。
また、新図書館の建て替えを行う場合は長期間の休館も見込まれるため、代替案として電子図書館サービスの導入についても検討を進めているという。