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茨城県筑西市

道の駅拡張 年明け造成公告/西側3.1haに施設/整備工は25年度発注

2024/12/14 日本工業経済新聞(茨城版)

 筑西市は、道の駅の拡張整備を計画している。西側3・1haの造成工事を2025年1~2月に公告し、25年3月定例会の承認を経て本契約。さらに25年度には、遊具設置工事、施設整備工事、外周道路整備工事に着手。大型遊具については設計・施工を含めた公募型プロポーザルにて、25年5月より業者選定にとりかかる。26年度には木造建築工事を行い、26年度末の完成を目指している。工事費は、12月補正予算にて継続費20億7404万3000円を設定。年割額が、24年度8553万円、25年度8億7036万8000円、26年度11億1814万5000円となる。順調にいけば25年1~2月に造成工事を公告し、25年3月の議会承認を経て本契約。26年2月までに造成工事が完了となる見込みだ。

 25年度から、大型遊具の設計および設置工事、施設整備工事、外周道路整備工事を実施。大型遊具については、設計・施工を含めて公募型プロポーザルにて5~6月に公告。9月より大型遊具の設計にとりかかり、順調にいけば26年6月から設置工事を進めていく。遊具は、インクルーシブ遊具、乳幼児、幼児にも対応したものとなる。

 施設整備工事は25年6~8月の公告を予定。25年9月の議会承認を経て本契約し、27年1月末までの完了を予定している。外周道路整備工事については、25年10~11月に公告し、26年12月の工事完了を予定している。施設整備工事は、駐車場整備工事を中心に、膜構造物による大屋根やトイレなどの建築工事、植栽工事を実施する。

 26年度には、あずま屋などの木造建築工事を行う。26年5~6月に工事公告を行う予定で、順調に進めば27年1月に完了となる。工事費については、森林環境基金を活用する予定だ。拡張整備全体の完成は27年3月末を目指している。

 拡張予定地は道の駅西側約3・1ha。駐車場330台を整備するほか、ふわふわパーク、雲のあずまや、すじ雲コリドーなどを設置する。ふわふわパークは、ふわふわドームが1基、噴水広場、雲の屋根800㎡規模を設置。雲のあずまやは2カ所設置し、すじ雲コリドーは延長184mとなる。そのほか遊具広場、芝生広場を有し、現在の道の駅敷地とは、ラウンドアバウトを経由し、道の駅とつなぐ橋で接続する予定だ。

 道の駅の敷地面積は4万7709㎡で、普通車318台、大型車43台の駐車場を備える。施設には売店、レストラン、ベーカリー棟などを有する。拡張の背景には、駐車場台数不足、遊具施設が少ないといった市民からの要望が多いことがある。拡張によって駐車台数不足解消と遊具の充実を図り、にぎわいを創出する。

道の駅拡張整備イメージ

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