みなかみ町は、湯原地内の道の駅水紀行館と清流公園で一体的に進めているかわまちづくり事業で、休憩施設のカフェ建設工事を年明けに一般競争入札で公告する。9月補正予算で確保した5390万円を工事費に充て、工事契約は議会案件となる見込み。3分離せず一括での発注となる。設計は技研コンサル(前橋市)がまとめ、現在、直営で調整を進めている段階。
休憩施設として整備するカフェはS造平屋、床面積54㎡の規模で建設することとなった。道の駅と清流公園の中間あたりに立地し、川が見渡せるデッキを設ける。地元食材を使った軽食メニューを提供し、食事のできる休憩席として20席設置予定で、ユニバーサルトイレ1基も整備する予定としている。
かわまちづくり事業では、園池整備工事として2021年度から3カ年かけて整備を進めており、本年度は須田建設(みなかみ町)が受注し3月末までの工期で施工を進めている。
なお、園内の傾斜に枕木を階段状に並べ、休憩や官民連携のイベントなど多目的な利用ができる整備も併せて計画しており、事業として25年夏休みごろのオープンを目指している。
同事業は19年度に国土交通省のかわまちづくり支援制度の登録を受けており、河川空間を一体的に整備し、自然体験の場や休憩施設を設け、地域の魅力向上のほか水上温泉街やJR水上駅などエリア一体として観光振興の促進を図るものとしている。