須坂市は19日、「塩野浄水場浄水池建設工事」(塩野1032)の事後審査型一般競争入札を執行し、安部日鋼工業・マツナガ建設JVが4億6300万円(税抜き、以下同じ)で落札した。予定価格は4億7234万円で、落札率は98%。応札は同者のみだった。最低制限価格は4億2605万円。
塩野浄水場は豊丘ダム下流の灰野川を水源とする急速ろ過方式の浄水場で、1996年に完成した。今回、2基目の浄水池を建設し、非常時のバックアップ体制を整える。設計業務は2023年度に発注し、新日本設計(長野市)が実施した。
新たな浄水池は既存浄水池(PC構造、φ24m×6.6m、有効容量3000m3)の東側(灰野川側)に建設。PC構造でD20m×H6.6m(有効水深)、有効容量2072m3のタンクを1基建設する。工期は26年10月30日。公営企業会計による事業のため、契約に議会の議決は不要。
塩野浄水場では24、25年度の2カ年で耐用年数を迎える電気設備関係も一新する。工事はメタウォーター長野営業所(長野市)が受注(落札価格3億4000万円)。工期は26年2月27日。