県土木部は、2023年度同部発注工事年間契約高上位50社=表=と大規模工事上位50件を公表した。年間契約高トップは田中産業で契約高は17億6457万8000円。最も契約額が大きかった工事は「一般国道253号三和安塚道路(仮称)神田高架橋上部工(その1)工事」の20億3127万1000円だった。
契約高トップの田中産業は、大規模工事上位50件のうち、最も大きい「一般国道253号三和安塚道路(仮称)神田高架橋上部工(その1)工事」をJV構成員、3番目の「3・3・4飯門田新田線上越大橋P3橋脚補強工事」をJV代表者として受注したほか、25位の「一般国道253号三和安塚道路神田高架橋下部工(その11)工事」、28位の「上越総合技術高校機械実習棟改修建築工事」などの施工を担当している。
2位は22年度と同じ水倉組で、契約高は16億4798万4000円。大規模工事5位の「モンキツ沢川災害関連緊急砂防堰堤嵩上げ工事」、16位の「貝附大沢川災害関連緊急砂防堰堤嵩上げ工事」、20位の「一般国道289号八十里越道路除雪機械格納庫建築工事」などを受注した。
3位は前回12位の植木組で契約高は15億2338万2000円。4位の加藤組(村上市)13億185万3000円までが契約高10億円を超える。契約高20億円を超える企業は無く、10億円を超える企業は22年度から1社増加した。
また、大規模工事上位50件では、最も契約額が大きかったのが「一般国道253号三和安塚道路(仮称)神田高架橋上部工(その1)工事」(オリエンタル白石・植木組・田中産業JV)の20億3127万1000円で、契約高10億円以上の工事は、この1件のみ。10億以上の工事は22年度から2件減少。次いで「二級河川三面川(三面ダム)4年災河川災害復旧(370)工事」(福田組・横井組JV)の7億7000万円、3番目は「3・3・4飯門田新田線上越大橋P3橋脚補強工事」(田中産業・相村建設JV)の6億9828万円と続く。大規模工事上位50件のうち、21件が県北豪雨をはじめとした災害関連工事が占めた。
※共同企業体の契約額は出資比率で按分。契約額は23年度末時点のもの。