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新たに2社の進出決定/プロデュース工場は着工/区画分譲が好調

2006/04/25 新潟建設新聞

 見附市新幸町の県営中部産業団地に新たに2社が進出することが決まった。今回進出するのは、米穀精米・加工の(株)諸長商店(諸橋勤社長、魚沼市十日町352-15)とスーパーマーケットを展開する(株)マルイ(清水栄次郎会長、見附市今町3-11-68)。また、既に進出が決まっているユニオンツール(株)(片山貴雄社長、本社・東京都品川区)および(株)プロデュース(佐藤英児社長、本社・長岡市城岡)の新工場は、ともに基礎工事が始まったところ。また、(株)えびすや(佐藤誠治社長、本社・長岡市美沢)とも3月に進出協定を締結するなど、昨年10月の分譲価格の大幅値下げ以降、同団地の区画分譲が好調に推移している。

 今回進出する企業のうち、まず(株)諸長商店は、第7区画の敷地3万3806・20㎡を取得。魚沼市の工場につづく第2工場(精米・加工)を新設する計画だ。

 一方、(株)マルイは、第6区画の敷地1万9597・14㎡を取得。今回、新たに第2物流センターを建設する方針。

 既に進出を決めていた企業のうち、電子部品製造装置開発メーカーの(株)プロデュースが計画する新生産拠点「(仮称)見附工場」建設工事は、第一建設工業(新潟市八千代)が施工受注、このほど着工した。10月の完成を目指している。

 建設場所は、同団地第9区画内。敷地面積は1万3240㎡。

 施設規模は、S造3階建て延べ7321・63㎡で計画。新工場は、3Dアプリケーション事業およびカスタマイズ事業用工場のほか、管理部門の事務所を併設する。今回の投資額には約10億円を見込む(用地取得費を含む)。今回の工事は第1期工事に位置付けられており、同社では平成20年度頃までに、工場敷地面積を3万3000㎡まで拡張し、第2期及び第3期計画で新工場を増築(建築面積は2500㎡規模)する計画を立てている。設計業務は、細貝建築事務所(長岡市西津町)が担当。

 また、切削工具等の製造・販売のユニオンツール(株)の「(仮称)見附工場」新築工事は、鹿島建設の施工で9月末完成を目指している=既報=。

 建設場所は、同団地第8区画内。敷地面積は3万9268㎡。

 施設規模は、RC(一部S)造地下1階地上2階建てで、延べ8687・63㎡。設計・監理はオオヤ設計事務所(小千谷市片貝町)が担当。

 3月に進出協定を締結した建具等製造の(株)えびすやは、同団地第3区画に進出する。購入面積は7363・76㎡。

 新たに建具製造工場を新設する計画で、建築面積は1200㎡の規模。今年10月頃の操業開始を目指している。

 なお、同団地への進出企業は今回で18社目(リース含む)。分譲面積68・4haのうち、約22haが分譲済みとなった。



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