自民党新潟県連は27日、花角英世知事に対し2025年度予算編成に向けた政策的要望を行った。岩村良一幹事長、中村康司総務会長、高橋直揮政務調査会長、笠原義宗議会対策委員長が県庁を訪れて要望書を提出。岩村幹事長は25年度当初予算編成に加え、本年度補正予算でも経済対策が盛り込まれたことを受け「新潟県のさまざまな課題を解決するための予算確保に向けて必要な内容を盛り込んでいる」とし、予算編成への反映を要請した。花角知事は「幅広い要望をいただいたので、しっかりと受け止めて、どのような形で実現できるのか知恵を出していきたい」と応じた。
要望書では、重点的な取り組みを求める10項目を盛り込んだ。主な内容として「防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策」最終年として必要・十分な予算を措置するとともに、当初予算でも継続的に予算を確保することや、5か年加速化対策後も「国土強靱化実施中期計画」の策定に係る検討を最大限加速し、早急に策定することを訴えた。また、当初予算ベースで倍増が見込まれる地方創生交付金を活用した新たな需要創出、生産性向上につながる施策の実現を求めた。
【写真=花角知事(右)へ要望書を手交した】