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国土交通省水管理・国土保全局

【国土交通省】複合災害への備え強化/有識者会議で対策検討

2025/01/08 本社配信

 国土交通省水管理・国土保全局河川計画課は、能登半島での地震や大雨を踏まえた水害・土砂災害対策検討会を設置する。地震からの復興途上にあった被災地が記録的な大雨により再度甚大な被害を受けた『複合災害』を教訓とし、その備えを強化するために設置する有識者会議。第1回会合は1月14日。本年度中に一定の取りまとめを行う。

 先発の自然災害の影響が残っている状態で次の自然災害が発生することで、単発の災害に比べて被害が拡大する『複合災害』は、今後発生頻度が高まると国交省は想定。これに対する備えの強化に向け、有識者会議では河川工学・砂防工学・避難行動・水文気象などの専門家から意見を聞き、効率的・効果的に被害を減少させる方策を検討する。

 検討会の委員は次の通り。

◇今田由紀子東京大学大気海洋研究所気候システム研究系准教授◇牛山素行静岡大学防災総合センター副センター長教授◇内田太郎筑波大学生命環境系教授◇片野泉奈良女子大学研究院自然科学系生物科学領域教授◇関谷直也東京大学大学院情報学環総合防災情報研究センター長教授◇谷口健司金沢大学理工研究域地球社会基盤学系教授◇手計太一中央大学理工学部都市環境学科教授◇戸田祐嗣名古屋大学大学院工学研究科教授◇山本佳世子電気通信大学大学院情報理工学研究科教授

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