県富岡土木事務所は、南牧村大仁田地先で行う大仁田ダム管理用道路工事として行う河川対応型補強土壁工事について、近く条件付き一般競争入札を公告する。工事期間は約10カ月を見込む。補強土壁工法は多数アンカー式となる。
管理用道路工事は大仁田ダム管理事務所(大仁田1023-1)から西へ約250m向かった先にある南牧村道橋のえぼし橋手前から、ダム湖に向かって約140m区間を対象に実施する。大仁田ダムに堆積した土砂を効率的に搬出することを目的に整備を行う。
管理用道路は延長約140m区間を対象に、有効幅員3mで整備する。全体計画における工事概要は◇盛土工=ボリューム約2000立方m◇多数アンカー式補強土壁工=延長約60m、面積約260㎡◇巨石積み工=延長約40m、面積約110㎡◇舗装工=面積約740㎡-となる。
舗装工は再生砕石40を使用し厚さ10㎝で路盤を整備し、表層は厚さ10㎝のコンクリート舗装で仕上げる。路盤、表層ともに施工面積は約740㎡となる。
今回発注する多数アンカー式補強土壁は高さ1・5mから13mで施工する。約1000立方mの掘削と約160立方mの埋め戻しを行うほか、約2000立方mの盛土により整備を行う。
アンカープレート付き補強材(棒鋼)、厚さ35㎝のコンクリート壁面材、発生土を使用し施工。アンカープレート付き補強材として使用する長さ2・5m~8mの棒鋼(M18~M27)は、盛土しながら402本設置する。
残る工事については2025年度に発注する方針としている。