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茨城消防救急無線・指令センター運営協議会

新年度にも設計着手/システム更新

2025/01/08 日本工業経済新聞(茨城版)

 茨城消防救急無線・指令センター運営協議会は、2025年度から消防救急無線システム等の更新に着手する計画だ。今後のスケジュールでは、新年度から設計、26年度~27年度の2カ年で更新を進め、26年度中の供用開始を想定する。現在のシステムが更新時期を迎えたことに加え、協議会への日立市と稲敷地方広域市町村圏事務組合の新規加入に伴うもの。指令センターおよび各消防署にあるシステムの更新を計画している。

 現在使用する消防救急無線システム等の更新時期を踏まえて、県と協議会が日立市および稲敷広域事務組合に加入を働きかけたところ、両者ともに加入を表明。25年度から協議会に加入する見通し。稲敷広域事務組合は、竜ケ崎市、牛久市、稲敷市、美浦村、阿見町、河内町、利根町で構成され、新規加入を加えると、協議会の構成は42市町村、23消防本部となる。

 同協議会は、消防救急無線のデジタル化に共同で基地局(電波塔)と無線機器などの通信施設、設備の整備と指令業務を行うため設立。「いばらき消防指令センター」が整備され、16年6月から運用を開始している。

 なお、現在のシステムは、施工を日本電気(東京都港区)、中日本建設コンサルタント茨城事務所(水戸市城南)が基本・実施設計を担当した。

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