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(一財)建設物価調査会

【資材物価指数】12月全国平均は微増/土木部門は最高値

2025/01/09 本社配信

 建設物価調査会が2024年12月分の建設資材物価指数を発表した。同指数は15年の平均を100として算出。12月の全国平均指数は、建設総合が139・4で前月比0・1%増。2カ月ぶりの上伸び。部門別では、建築部門が138・7で同比0・0%。建築補修は135・8で同比0・2%増。土木部門は142・7で同比0・2%増、20年5月以来55カ月連続の上伸で最高値を記録した。

 大分類別では、金属製品の『配管工事付属品』が円安による原材料調達コストの増加を背景としたメーカー値上げが市場に浸透し、プラスに寄与。このほか『プラスチック製品』も輸送コスト増を転嫁したメーカー値上げが浸透し、プラスに寄与した。一方で『合板類』は長引く需要低迷から販売店間の安値競争が激化、販売価格が下落してマイナスに寄与。『銅製品』も国内需要減少と国際的な銅相場下落により市場価格が値下がりし、マイナスに寄与した。

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