県上信自動車道建設事務所は吾妻東バイパス2期として、東吾妻町植栗地内で函渠工などを行う。月内にも条件付き一般競争入札で公告する。設計は大日本ダイヤコンサルタント(東京都千代田区)がまとめた。
整備が進む西沢橋の東側へ植栗2号函渠を建設し、排水路を布設する。函渠は今後の上信自動車道建設に伴い、町道1342号線を塞いでしまうために本線をボックス化することで対応するために整備を計画。
植栗2号函渠は高さ6・7m、幅5・8m、延長37・8m、内空断面の高さは5・5m、幅が4・6m、型枠面積は1300㎡となっており、鉄筋量73t、コンクリート量560立方mを使用して築造する。掘削度量は2800立方mの規模。
合わせて、総延長176mで排水路を布設する。なお、工事の際には工事用道路を整備する。
同地区では、今後に西沢橋の上部工架設工事を行う。橋は橋長132m、幅員11・49mの鋼3径間連続細幅箱桁橋。現在、P2・A2工事を池原工業(東吾妻町)が進めており、A1・P1工事については20日に開札する。
吾妻東バイパス2期は、箱島インターチェンジから植栗・中之条インターチェンジまでを結ぶ延長約6700m、幅員10・5mの区間について整備するもの。14年度に事業を開始しており、29年度の完了を目指している。