県は、5年間エンジニアリング教育を行う高等専門学校(高専)の設置について検討を進めている。現在は設置の可能性について幅広く検討している段階とし、来年の秋頃を目標に設立の可否判断など結論付ける方針。
2023年度の調査・検討では企業に変革をもたらすデジタル人材の育成機関としての設置が望ましいとする方向性が示されている。
県内の企業が競争力を強化していくにはデジタル技術を活用することが必須とし、高専設置の可能性、是非について検討するため、今年9月に県内団体や外部有識者からなる検討委員会を立ち上げた。
1回目の検討会では「人材確保の施策として有効」「県ならではの魅力のある高専が必要」など概ね肯定的な考えが示されている。
県では今後も、先行事例を研究し県独自の高専の必要性、有効性を探り、技術系人材育成に向けた課題を整理しながら、来年秋までに結論を得るべく検討を進めるとしている。