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山梨県山梨市

上水管耐震化78% 病院など重要施設

2025/01/10 山梨建設新聞

 山梨市は病院や避難所などの重要施設につながる上下水管路の耐震化率(2023年度末時点)を明らかにした。同市管理の水道管が接続されている重要施設は、病院3、避難所33、福祉施設11、防災拠点施設9の計56施設。このうち下水道管も接続されている施設は32施設ある。

 上水道で同施設につながる管路(上水・簡水)は約73㎞。このうち耐震管は約30・1㎞で、耐震化率は42・5%。これに耐震性があると判断される既存管を含めると耐震化された延長は約57・4㎞、耐震化率は78・7%に達している。また水源となる取水施設などは36施設で、うち29施設が耐震化済みとなっている。

 下水道で同施設につながる管路は約22・1㎞。うち11・9㎞が耐震化済みで、耐震化率は53・9%となっている。

 市は国の方針に基づき今後5年間で実施する耐震化計画を25年1月末までに策定する予定。その中で整備の優先順位、施設の更新・統廃合などを検討する。国はその計画に沿い整備が進むよう、25年度予算概算要求に交付金の拡充などを盛り込んでいる。

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