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山梨県営繕課

非常用電源設備発注へ/富士川クラフトパーク

2025/01/10 山梨建設新聞

 県営繕課は防災活動拠点機能の強化を進めている富士川クラフトパーク(身延町下山)で、非常用発電設備設置を行う。近く総合評価方式の一般競争入札で告示する。繰越工事として工期は13カ月を予定している。

 非常用発電設備は公園管理事務所に増設するほか、エントランス棟、大花壇周辺に整備する。同工事には6月補正予算で2億1500万円(2024~25年度)の債務負担行為を設定している。

 公園管理事務所は災害時に現地対策本部に加え、部隊の活用も兼ねることから、既存の非常用電源では容量不足で、事務所に加え、駐車場(消防活動拠点)中央トイレ、ピクニックトイレ、イベント広場、エントランス広場の照明灯の電源も兼ねられる規模になるように非常用電源の増設を行う。

 エントランス棟は災害時に消防・警察の部隊活動に利用される可能性があることから、施設の継続利用を図るため、非常用電源を整備する。

 大花壇周辺は警察活動拠点が想定されることから、照明灯、トイレ施設の継続利用図るため、非常用電源を整備する。

 県ではアクションプランを策定し、防災活動拠点機能の強化を進めており、富士川クラフトパークでは現在、芙蓉建設の施工で非常用電源設備箇所の造成や、新しい設照明設備、防災備蓄倉庫など、防災拠点としての整備を進めている。また、災害時に大型車両の通行を想定し、公園入口に架かる焔硝倉橋の耐震補強工事を高山工業所の施工で進めている。

 防災設備関連工事の設計業務はエイト日本技術開発が担当した。

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