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群馬県渋川森林事務所

村上地内の北山地区で山腹工事

2025/01/10 群馬建設新聞


県渋川森林事務所は、渋川市村上地内の北山地区で実施する山腹工事について、初弾工となる落石防護網工を早ければ1月中に指名競争入札で発注する。設計は群馬県森林・緑整備基金(榛東村)が手掛けた。

現場は大きめの岩石で形成された山腹で、落石のリスクがあるため落石対策として複数年に渡って工事を計画している。保全対象となる市道は現在、落石の危険性があるため通行止めとなっている。

全体計画では、延長50m、高さ9~27m(平均高21m)面積約1056㎡でポケット式落石防護網工を施工する。また、既設の土留工3基が点在する箇所を対象に面積270㎡程度で法面緑化の工事も行う計画としている。

今回の発注では面積150㎡程度でポケット式落石防護網工を行う。H形鋼支柱の5mを1本、4・5mを4本使用し、防護網は高強度金網を1233・6㎡使用する。ワイヤーは吊りロープに7×7G/020φ、支柱控えロープに3×7G/018φ、張り出しロープに3×7G/012φを使用する。

また、現場内の運搬はラフテレーンクレーン25tで行う。

なお、現在も調整中のため施工内容は流動的となる。工期は約7カ月を見込んでいる。

25年度以降は他地区の優先度を踏まえつつ、北山地区での山腹工を継続して進める。

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