水戸市は、2025年度から27年度まで3カ年の実施計画をまとめた。施設整備計画費である普通建設事業費には3カ年合計で約635億円を計上。ハード事業では、子ども・子育て支援などを重点プロジェクトとし、学校施設やスポーツ施設などの長寿命化改修を推進する。
実施計画は、24年度から開始した市総合計画で定めた施策を具現化し、事業実施の手順を明らかにするとともに、次年度の予算編成の指針とするために策定。
学校施設の長寿命化改良では、校舎は、25年度に工事2校(寿小、妻里小)、26年度に実施設計1校(赤塚中)と工事2校(妻里小、緑岡小)、27年度は実施設計1校(河和田小)、工事2校(緑岡小、赤塚中)。屋内運動場は26年度に吉田小の実施設計を行い、27年度に工事を予定する。
屋内運動場への多機能トイレの整備は、毎年度、1校ずつ実施設計と工事を行う。
屋内運動場への空調設備設置では、25年度に15校の実施設計、26年度に工事と次の15校の実施設計、27年度も15校の工事と次の15校の実施設計を計画した。
スポーツ施設の長寿命化改修では、25年度に常澄健康管理トレーニングセンター体育館の工事、26年度は同工事と小吹運動公園体育館と屋内プールの実施設計、27年度に同体育館・プールの工事を計画。
新たなスポーツ施設は、屋内公認プール、武道場、アクティブスポーツ施設の整備を検討する。ケーズデンキスタジアム(市立競技場)は第1種公認陸上競技場への整備を検討する。
市民センターの長寿命化改修は、25年度は城東の実施設計と酒門の工事、26年度は吉沢の実施設計と城東の工事、27年度は上中妻の実施設計と吉沢の工事を計画。
老朽が進む五軒市民センターについては、25年度に基本・実施設計の着手と解体工事、26年度に設計と解体工事、新施設の着工、27年度に新施設を完成させる。
いきいき交流センターの長寿命化改修は、25年度に柳堤荘の工事、26年度にあかね荘の実施設計、27年度にあかね荘の工事を行う。