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(株)帝国データバンク

【帝国データバンク】2024全国企業倒産/1万件に迫る状況

2025/01/15 本社配信

 帝国データバンクが2024年1年間の全国企業倒産集計を発表した。年間の倒産件数は3年連続で大幅増、1万件に迫る状況となっている。

 24年1年間の倒産件数は9901件で前年比1404件増(16・5%増)。負債総額は2兆2197億円で同比6・6%減。

 業種別では7業種中6業種が前年を上回った。サービス業が21・3%増と最も多く、小売業17・0%増、建設業13・1%増と続く。

 『人手不足倒産』は342 件(前年260 件、31.5%増)。初めて300件を超え、過去最多を大幅に更新。業種別では建設業99件が最も多い。また『後継者難倒産』は540件(前年564件、4・3%減)、4年ぶりに前年を下回った。業種別では建設業124件が最多。『物価高倒産』は933件(前年775件、20・4%増)。業種別では建設業250件が最も多く、製造業、運輸・通信業と続く。

 帝国データバンクは2025年について「引き続き企業倒産は緩やかな増加局面が続く見通し」と予測している。

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