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茨城県道路建設課

トンネル工公告準備/日立の大久保町第1

2025/01/15 日本工業経済新聞(茨城版)

 県道路建設課は、大久保町第1トンネル工事について、別途、発注予定だった前後区間の道路改良を一体で施工する。12月補正予算で債務負担行為を2025年度~26年度まで、限度額14億円に変更した。現在、入札に向けた準備が進められている。

 新産業廃棄物最終処分場の整備に伴う新たな搬入道路として整備を計画する大久保町第1トンネル工事の工事概要は、工事概要は、道路改良工(L260m)、トンネル工(L95m)、函渠工(プレキャスト、L100m)、補強土壁工(L130m)。工期は18カ月を想定している。詳細設計は大日本コンサルタント(東京都豊島区)がまとめた。

 当初は、25年度の債務負担行為で限度額5億円が設定されていたが、工事を効率的に進めるため、別途工事を予定していたトンネル前後区間の道路改良工事と一体で施工することとし、債務負担行為の期間と限度額を変更した。

 年度内に入札手続きが進められ、工事契約については議会での承認が必要となるが、現在のところ2月議会以降の議会で契約承認議案を上程する見通し。

 新産業廃棄物最終処分場の整備に伴う新たな搬入道路は、日立市大久保町と諏訪町を結ぶ。延長約4㎞、幅員9m(車道3m×2、片側歩道2m、路肩0・5m×2)。事業費は約120億円。

 途中、大久保町第1トンネル以外に、第2トンネル(L1566m)、(仮称)第1号橋梁、第2号橋梁の整備が計画され、先行する第2トンネルは7月の一般競争入札で安藤・間(港区)・菅原建設(水戸市)・中井工務店(高萩市)のJVが48億8355万円で落札している。

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