国交省甲府河川国道事務所は、R6中部横断災害復旧工事を今後予定している。工事は一般競争入札を執行して発注となる。本年度中に入札公告と契約まで行って復旧作業を進める。
昨年9月に発生した台風10号の影響によって土砂崩落が発生した。そのため対象箇所の本復旧工事を行うもの。
場所は、身延町下田原地内を走る中部横断自動車道の一色トンネル坑口部分に位置する法面。
崩落した箇所は、もともとモルタル吹き付けが施されていた。被災に伴って土砂崩落したため、同事務所では法枠工を進めて法面の対策を図る。
今回の工事では、コンクリート法枠工をメインに行う。このほか地山補強工(鉄筋挿入)や排水構造物工などを進める。
崩落発生時は、緊急的に中部横断自動車道を全面通行止めの措置を施した。現在の状況としては応急工事が進められた状態にある。
工事に伴う設計業務については応用地質が担当してまとめている段階にある。
工事発注規模は3億円以上、4億5000万円未満を想定する。
工期は約10カ月間を見込んでいる。工事では、任意着手方式の余裕期間制度を活用して進めていく。