県上伊那地域振興局農地整備課は本年度に新規事業化した伊那市東春近の東原地区経営体育成基盤整備事業で、初弾発注となる地区界測量業務を2月頭に公告する。入札方式は総合評価落札方式(技術者実績等簡易Ⅱ型)で、入札参加資格は測量、南信地区本店、所属測量士3人以上。発注規模は税込み予定価格2000万円以上3000万円未満。
業務概要は地区界測量L5.9㎞、3級基準点N35点、4級基準点N115点。開札予定時期は2月下旬で、履行期間は約180日。当該入札参加者への再委託は禁止する。
総合評価の価格以外の評価点は業務成績2、地域要件1の計3点。地域要件は上伊那振興局管内に1点、南信地区に0.75点。業務名は「令和6年度経営体育成基盤整備事業東原地区地区界測量業務」。
事業箇所は県道沢渡高遠線を挟みキッツ伊那工場の南側に広がる優良農地。狭小な区画を集積するとともに、老朽化した用排水路、農道を改修し、生産効率を向上させる。現況の区画は平均15a程度だが、区画整理により標準50aに拡大する。
事業概要は整地工81.3ha、道路工L1万2753m、用水路工L6743m、排水路工L6016m、幹線用水路工L366m。事業期間は2033年度までの10年間。事業費は18億円。
本年度は今回発注する測量業務のほか、換地業務を長野県土地改良事業団体連合会(長野市)へ随意契約で委託する。25年度は幹線用水路工への着工を予定しており、設計業務がまとまり次第発注する考え。ほ場整備の着工は26年度以降となる。
















