県流域下水道事務所は、釜無川浄化センター反応タンク外耐震診断業務委託を進める。業務委託は、遅くても本年度末には入札と契約を行う見通し。発注形態は指名競争入札を予定する。
富士川町長沢1790の同センター敷地内に備わる反応タンクを対象に、耐震診断業務を行うもの。
今回対象となる反応タンクは、コンクリート製の水槽。通常は水処理のため内部に汚水を入れて、微生物が汚れを食べて分解し、水を浄化させる仕組みが備わっている。
施設が経年により古いため、水槽を囲むコンクリートの部分において、耐震性能の有無を診断するほか、耐震の必要性を把握する。
診断結果により耐震性能が十分な場合は、現状の維持を図る。無かった場合には、壁の部分を厚くしたり、地震が発生した際の挙動にも対応できるよう、鉄筋を追加して挿入するなどの工事を現段階で想定している。
業務委託の時期は、本年度中に指名競争入札を執行して発注する。
成果品の納期については約8カ月間を見込んでおり、2025年度末の納品を目指す。