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茨城県水戸市

3カ年で234億計上/上下水道を整備

2025/01/22 日本工業経済新聞(茨城版)

 水戸市は、2025年度からの3カ年実施計画において、水道水の安定供給と生活排水の適正処理として、3カ年事業費に234億200万円を設定した。主にハード整備では、公共下水道(汚水)整備には55億3390万円、配水管網の整備・更新には49億490万円、浄水場施設等の更新・改修においては、31億5590万円、下水道施設の長寿命化に42億3300万円などを盛り込んだ。

 公共下水道(汚水)整備では、25年度に延長7750m実施。26年度には延長9250m、27年度は延長8800mの幹線管渠等の整備を推進する。

 配水管網の整備・更新については、基幹管路の耐震化や老朽管の更新等を進める。配水管布設、配水管布設替、管路廃止をそれぞれ3カ年で実施する。配水管布設は25年度、延長2700m、26年度に延長1900m、27年度には延長2200mを実施。

 配水管布設替に関しては、25年度には延長4000m、26年度は延長4100m、27年度には延長4700mを整備する。

 管路廃止については、26年度には延長300m、27年度は延長400mを整備する方針だ。

 浄水場施設等の更新・改修は、開江浄水場や楮川浄水場など老朽化する施設、設備等を計画的に更新・改修する。25年度は、開江浄水場・楮川浄水場中央監視操作施設等の工事を実施。26年度は、開江浄水場ろ過池等の工事、27年度は、開江浄水場電気設備等の工事を行う。

 下水道施設の長寿命化では、管渠の長寿命化改修と施設、設備の長寿命化改修をそれぞれ実施する。管渠の長寿命化改修では、25年度から3カ年かけて管渠の改築とマンホールの鉄蓋交換を行う。

 施設、設備の長寿命化改修に関しては、25年度は市浄化センター消化ガス発電設備等の設計と、市浄化センター機械設備等の工事を行う。26年度は、那珂川雨水ポンプ場自家発電設備等の設計に着手し、市浄化センター機械設備等の工事を行う。

 27年度は、市浄化センター消化ガス発電設備等の工事を行う予定だ。

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