板倉町(小野田富康町長)は21日に臨時議会を開き、補正予算を可決した。小学校2校で体育館への空調設備設置に向けて工事費1億3310万円を計上し、繰越明許費に設定した。入札方式などはこれから検討するが、2月後半から3月ごろに学校ごとに分割しての工事発注を見込む。夏までの設置完了を目指す。
空調設備の設置は、小学校体育館が避難所として認定されていることを受け、非常時に機能する施設としての整備を図るため計画。また、近年では記録的猛暑などが発生しやすく、熱中症対策や学校運営の効率化を目的に行う。対象小学校は東小学校(海老瀬4822)と西小学校(岩田971)。
体育館はいずれも1972年竣工のS造2階建て。延べ床面積は東小体育館が522㎡、西小体育館は844㎡となっている。エアコン設置工事の詳細設計業務は2校ともフケタ設計(栃木県宇都宮市)が進めている。
エアコンは、停電時にも使用ができるようガスヒートポンプ式を採用する。設備は1階と2階への設置を予定しているが、数量などの詳細は設計で詰めていく。
なお、板倉中学校(板倉2770)においては、2022年度に岩崎設備(板倉町)がEHP天吊型エアコン設置工事を担当している。
一般会計予算へ3億5096万2000円を追加し、総額を68億7955万7000円とした。